ベトナム、公開すべき「オープンデータ」

ベトナム、公開すべき「オープンデータ」

ベトナムのデジタルトランスフォーメーション(DX)にはオープンデータが不可欠なものですが、どのようなデータをオープンにすべきでしょうか。

データが共有され、承認された公開状態になると、不要なコストが節約でき、国家予算がデータファイルにダブル支払いのリスクを回避できるでしょう。

「オープンデータ」のメリット

現在、政府は膨大な量のデータリソースを持っており、その多くは法律で公開できるデータだと思われています。これらのデータを公開すると、すべての人が直ちに利用できるようになります。

データの共有がうまく実施しない場合、国の予算にダブルのお支払いが出てくる可能性があります。つまり、ある機関がデータファイルの作成に予算を費やし、別の機関がそれを使用する時、また使用料を支払うことになります。したがって、データが共有され、承認された上で公開されている場合、政府機関は不要なコストを節約できるでしょう。

オープンデータは、国家予算の節約に役立つだけでなく、政府の運営における透明性の管理にも役立ちます。たとえば、英国では、 “Where Does My Money Go?”(税金はどこへ行った?)プロジェクトは政府の公共支出に関する情報の公開と分析を通じて、透明性と国民の加入を促進するように設計されています。そこから、国民は政府がどのように税金を使ったかを知ることができます。

オープンデータのメリットは、経済的、文化的、社会的側面にも反映されています。たとえば、オランダの教育省は、教育関連のすべてのデータをオンラインで公開して再利用しています。その結果で、国民からの受け取る問い合わせの数は急減し、作業負荷とそれに関連するコストを削減しました。

欧州委員会の報告によると、2016年から2020年の間に、オープンデータの市場規模の直接効果は2016年の553億ユーロから2020年には757億ユーロに36.9%増加します。

さらに、2016年のEUにおけるオープンデータの総市場価値は1,930億から2,090億ユーロと推定され、2020年までに2,650億から2,860億ユーロになると予想されています。

このように、文化と教育の分野から見るオープンデータは、既存の文学的および芸術的データに基づき、新しい製品・サービス・知識の制作を通じて、文化的価値の保存強化にも貢献します。

ベトナムには現在のデータウェアハウス(DWH)でオープンデータの潜在力と価値を活用する多くの機会があることを見えます。しかし、ベトナムの課題は、本当の意味で「オープンデータ」として公式に特定されていないデータが多いことです。

 

「オープンデータ」に対する正しい理解

Open Knowlegde Foundationの説明によると、「オープンデータ」とは、誰でも自由に使用、再利用、提供できるデータであるという。

この定義では、データがオープンデータと見なされるには、3つの特性が必要です。

まず、データはグローバルに利用可能で、便利で、カスタマイズ可能でなければなりません。同時に、インターネットを介してデータにアクセスしてダウンロードする必要があります。

第二に、データがオープンデータと見なされる場合、再利用および再配布の許可の条件の下で利用可能にする必要があります。

第三に、データの使用、再利用、再配布に差別があってはなりません。これにより、誰もがあらゆる目的でデータにアクセスして使用できるようになります。

オープンデータとパブリックデータ(オンラインでアクセス可能なデータ)の重要な違いの1つは、オープンデータにライセンスがあります。オープンライセンスデータ(CC-0、CC-By、CC-By-Saライセンスなど)のみが、正式に認められるオープンデータと見なされます。ライセンス有りまたはライセンス有りですが、商業目的での使用または二次創作物の制作などが許可されていないデータについては、直接アクセス可能な公開リソースとしてのみ識別されます。

 

「オープンデータ」への関心を高める活動

完全に新しいテクノロジーソリューションによるCOVID-19パンデミックの影響は、一般的な生活、特に科学研究においてオープンデータの必要性を証明しています。オープンソースハードウェアコミュニティ、一般市民および/または中小企業(従業員5人未満)のコミュニティの登場により、現在、世界的なサプライチェーンの混乱のために人的資源および医療用品が不足している状況の中に、個人用保護具が製造されています。

この分野は、ヘルスケアと工業生産の組み合わせであり、ベトナムのデジタル変革戦略における8つの優先分野のうちの2つです。この例に基づいて、COVID-19に関連して構築されたソフトウェア/ハードウェアを政府および国営企業は、データのオープンとオープンが必要なデータベースのリストへの追加を要求することを検討する必要があります。

ユネスコは、パブリックドメインにあるか、著作権で保護されているあらゆる形式と媒体の教育、学習、研究資料を使用して、教育分野でオープンデータを推進しています。オープンライセンスの下でリリースされ、誰でもアクセス、再利用、適応、誰にでも無料で再配布できます。

ユネスコのオープン教育資源(OER)に関する勧告は、ベトナムを含む2019年11月25日に193か国によって採択されました。さらに、オープンサイエンスに関する勧告の草案も2021年5月12日にユネスコによって発行され、2021年11月までに193のユネスコ加盟国によって採択される予定です。

 

出典:

https://viettimes.vn/du-lieu-mo-rat-can-thiet-cho-chuyen-doi-so-o-viet-nam-nhung-loai-du-lieu-nao-nen-duoc-mo-post148772.html