現役Salesforceエンジニアに聞く!必要なスキルや仕事内容・将来性など
2022年09月09日
そこで今回、弊社の現役Salesforceエンジニアにインタビューを行い、

どうやってSalesforceエンジニアになったのか、Salesforceエンジニアに必要なスキルは何かをSalesforceエンジニアメンバーに聞いてみます。
ーーSalesforceエンジニアになるためにどのような学習をしましたか?
Salesforceエンジニア:MOR softwareでSalesforce事業を本格的に立ち上げることになり、もともとはJavaやPHPエンジニアだったメンバーも、チームビルディングに参加することにしました。最初は社内の勉強会でSaleforceに関する基礎を学び、Saleforce内で出てくる言葉(Salesforce Platform Basic、 Multitenant、Salesforce Org、 Trailheadなど)の意味を知りました。
その後、6ヶ月ほどSalesforce認定アドミニストレーター*を取得するための勉強をし、Salesforceを使いこなせるようになってから、実際に資格*取得のためのテストを受験し始めましたね。
自分の知識が認定資格を取れるレベルになったタイミングで、Salesforceの技術を学び始めました。このとき、事前に認定アドミニストレーターの資格を取得して、Salesforceにおけるローコードの使い方を理解していたことは、技術的な学習を進める上でとても役に立ちました。
そして、Salesforceの技術、例えば、Apex(Salesfore独自の開発言語)・LWC(HTML・CSS・JSを使いSalesforceを開発する手法)・Aura Componentなどを習得しました。その後、社内で利用するSalesforceの開発経験を経て、クライアントのプロジェクトに参加。最初は先輩エンジニアのサポートから始めて、Salesforceエンジニアとして実践経験を積み今に至ります。
また、MORsoftwareで資格取得を推進しているので、認定アドミニストレーター以外にも、認定上級Platform デベロッパーなど開発者向け資格を取得するようにしています。社内の活動以外にも、自主的にSalesforceの新機能を紹介する動画・ウェビナーやTrailheadサイトで勉強したり、Salesforceコミュニティが主催するイベントにも参加したりしました。
ちなみにTrailheadのテストに答えると、ポイントを獲得してTrailblazer Ranksが上がるのですが、Salesforceを学習する仲間同士で、誰が一番点数ポイントを獲得したか、誰が一番多くバッジを取得したか、競走しながら勉強したのが楽しかったですね。
※ Salesforce認定アドミニストレーター・・・Salesforceのシステム管理者であることを認定する資格
※ Salesforce認定資格・・・Salesforceに関して必要なスキルを保持していることを証明する資格。Salesforce認定アドミニストレーター(管理者)以外にも、開発者向け、コンサルタント向けなど様々な資格がある。
※ 資格一覧(Salesforce公式HP)https://tandc.salesforce.com/credentials
ーーSalesforceエンジニアになるにはどのくらいの期間がかかったのでしょうか?
Salesforceエンジニア:技術的なことは約3〜4ヶ月で習得し、実際の開発経験を1年積んでやっと1人前のエンジニアになることができました。
ーーSalesforceエンジニアになるために、またなった後に必要なスキルは何ですか?
Salesforceエンジニア:Salesforceエンジニアになるには、Javaや.Netのスキルがあると、有利に学習を進められます。また、Javaや.Netではなくても何かしらの言語で1年以上エンジニア経験があれば、Salesforceエンジニアにもなりやすいです。Salesforceの技術を学ぶ前に、少なくとも1つのプログラミング言語を理解しておくことをお勧めします。
そして、Salesforceエンジニアには少なくとも次のスキルが必要です。

ではSalesforceエンジニアはどのような仕事をするのでしょうか?
Salesforceエンジニアの仕事内容を聞いてみます!
ーーSalesforceエンジニアとしてどのような仕事をしていますか?
Salesforceエンジニア:基本的な仕事内容は、クライアントの求める要件に対して、Salesforceの開発を行うことです。
MOR softwareはベトナムのソフトウェア会社ですが、海外のクライアントからの案件を請け負っているため、ブリッジエンジニアや翻訳担当者がクライアントの要件や資料を翻訳した後、開発を行います。
プロジェクトにもよりますが、Salesforceエンジニアとして基本的な仕事の流れは、他のプロジェクトと同じです。
クライアントが要件を提示→翻訳→必要な技術を調査→開発→テスト→(クライアントから指摘あった場合)修正対応をするという流れですね。
ただ開発をするのではなくエンドユーザーの利便性を考えた設計や、最適なソリューションをクライアントに提案できるように心がけています。
もちろん要件に対する開発だけではなく、Salesforceの導入支援や、既に利用しているクライアントに活用方法をアドバイスするコンサルティングも行うことがあります。導入から支援してほしいというクライアントは年々増えています。
ーーSalesforceエンジニアとして仕事をする上で意識していることや大変な所を教えてください。
Salesforceエンジニア:やはり、Salesforceの標準機能を変更したいという要件に対して開発を行うのは大変です。
またSalesforceはMultitenantアーキテクチャに基づく開発プラットフォームであるため、ライセンス制限があります。例えば Apex Governor Limitなどですね。Salesforceエンジニアはこれらの制限について把握しておく必要があります。
あとは、Salesforce開発では解決したい課題に対して様々なソリューションの選択肢が存在するのですが、Salesforceエンジニアはその中から、常にベストな方法を選択しなくてはなりません。
ーーSalesforceエンジニアとして仕事をする中で楽しいことや達成できたことはありますか?
Salesforceエンジニア:Salesforceエンジニアとして、Salesforceに搭載された様々な技術を実践で使うできました。実践で身につけた幅広い技術は、他のプロジェクトや後輩へのアドバイスでも生かすことができています。
これからもSalesforce開発を通して、スピーディーな開発、クライアントへの技術提案、チームマネージメントができるエンジニアを目指して行きたいです。
ーーSalesforceエンジニアの将来性についてどう思いますか?
Salesforceエンジニア:Salesforceのコンサルティング会社は年々増加しており、Salesforceを利用してビジネス全体の課題を解決する企業も増えてきています。実際にMor SoftwareでもSalesforceに関する依頼を多く受けており、技術面・コンサルティングの両面でSalesforceに精通したエンジニアを多く必要としています。
私自身もSalesforceエンジニアになってから評価や給与面が向上しました。Salesforceは世界中の企業で利用されていて、年々利用企業数が増えていることからも、Salesforceエンジニアの将来性は高いと言えます。
ーーSalesforceやSalesforce開発の魅力を教えてください。
Salesforceエンジニア:Salesforceはコードとローコードの両方を同じプラットフォーム上で実現するPaaSプラットフォームであり、Flow・ Process Builder などの強力な自動化支援ツールを使用しています。さらに、システム開発のトレンドである AI、ビッグデータ、セキュリティ関連などの技術も兼ね備えているのが魅力です。
ーーSalesforce開発の難しいところを教えてください。
Salesforceエンジニア:Salesforceは多くの機能を搭載したプラットフォームであるがゆえに、開発時に把握すべきナレッジが非常に多いことです。Salesforceに備わっている技術の全てを把握することは難しいですね。
ーーこれからSalesforceのエンジニアを目指す方へのアドバイスをお願いします。
Salesforceエンジニア:先述の通りSalesforceの導入企業は年々増えており、MOR softwareへのSalesforceの開発依頼も多く、Salesforceエンジニアは今とても必要とされています。Javaの知識さえあれば、入門しやすい分野だと思うので、興味がある場合は、ぜひSalesforceエンジニアを目指してほしいですね。
今回は現役Salesforceエンジニアにインタビューを行い、
といったことが判明しました。Salesforceエンジニアの皆さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

モアソフトウェアには、優秀なSalesforceエンジニアが多数在籍しています!
こんな案件は対応できる?といったご相談も可能ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。
[モアグループ Salesforce開発実績例]

Salesforceを基盤としたSFAシステムの導入支援、テクニカルサポート
Salesforceを基盤とした工場向けフィールドサービス管理アプリケーションの開発
Salesforceを基盤とした勤怠管理システムの開発支援
Salesforceを基盤とした施術予約システムの開発
低コスト・高品質でのSalesforce開発をご検討の場合には、お気軽にお問い合わせください。私たち日本側の営業スタッフが、誠心誠意対応させていただきます。
こんにちは!ベトナムでソフトウェア開発を提供する、
MOR softwareのクロカワです。