ベトナムはどんな国?ベトナム人はどんな人?

1. ベトナムとは?
・ベトナムの正式名は“ベトナム社会主義共和国”です。東南アジアにある新興国です。南北に長い(約1,600km)細長い国土を有する国で日本との時差は-2時間です。
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ベトナム概要(日本との比較)
・ベトナムは平均年齢が若く、経済成長率も高く非常に活気がある国です。政治体制は社会主義で共産党が唯一の政府として国を運営しています。
国名 | ベトナム社会主義共和国
(Socialist Republic of Viet Nam) |
日本国
(Japanese) |
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人口 | 約9,370万人(2017) | 約1億2,623万人 |
平均年齢 | 30.4歳(2015年) | 46.3歳(2015年) |
面積 | 32万9,241平方キロメートル | 37万7,972平方キロメートル |
首都 | ハノイ市(約970万人/2017年末) | 東京都(約1,385万人/2018年11月) |
ホーチミン市(約870万人/2019年) | 大阪府(約881万人/2019年3月) | |
政府 | 単一国家、社会主義、一党制(共産党) | 単一国家、議会内閣制、立憲君主制 |
公用語 | ベトナム語 | 日本語 |
民族 | キン族(約86%)、他に53の少数民族 | 日本人、中国・朝鮮、その他 |
宗教 | 仏教、カトリック、カオダイ教他 | 仏教、神道、キリスト教、その他 |
GDP | 約2,235億USD(2017年) (一人当たり:2,551USD/2018年) |
約5.501兆USD(2018年) (一人当たり:39,305USD/2018年) |
経済成長率 | 7.1%(2018年) | 0.8%(2018年) |
2.ベトナムの北部、中部、南部の違いを知る
・同じベトナムでも北部(ハノイ)、中部(ダナン)、南部(ホーチミン)で人の性格や文化が大きく異なります。
2.1.ベトナム北部
・ハノイ市には政府や国連などの機関が集まっています。ベトナム北部では政府の中央直轄市であるハノイ市や港湾都市のハイフォン市を中心に重化学工業が発展しています。
・ハノイ市にはベトナムの文化・伝統を継承する様々な団体や、各分野のトップレベルの教育機関・研究機関が集まっています。街中の治安は非常に良く、外国人が一人で生活していても危険な目に遭遇する事は殆どありません。
・北部の方の性格はシャイでまじめな方が多いです。南部と比べると時間に対する考え方が細かい方が多いです。
・ベトナム北部は亜熱帯性気候で日本と同じように四季があります。
・ベトナム北部は稲作が盛んなエリアで、米粉等を使った様々な料理があります。料理の味付けに塩や醤油を使っている事が多く、さっぱりした味付けの料理が多いです。
(ホアンキエム湖周辺
(ホーチミン廊)
(フォー)
(ブンチャ)
2.2.ベトナム中部
・中央直轄市のダナン市を中心に観光業やIT産業が集約している。ダナン市には世界トップ10に選ばれた非常に美しいビーチ等の観光地が多くあります。また、フエやホイアンには遺跡が数多くあり、日本人と由縁がある遺跡も数多くあります。ベトナム中部の町の治安は良く、外国人が一人で生活していても危険な目に合う事は殆どありませんが、観光地などではスリやひったくりなどに注意が必要です。
・ベトナム中部の方の性格は、明るい性格の方が多いです。北部の人と比較すると時間に対する考え方は緩い方が多いです。
・ベトナム中部では海に面している町が多く、豊富な海の幸を使った様々な料理があります。唐辛子や塩を使ったさっぱりした味の料理が多いです。
(ダナン市のビーチ)
(ホイアンの街並み)
(ミークワン)
(シーフード料理)
2.3.ベトナム南部
・中央直轄地のホーチミン市を中心に商業及び観光業が活発に行われています。海外の企業や外国人が非常に多く、ベトナム企業の経済活動を牽引する都市として発展しています。
・ホーチミン市は旅行客が集まるエリアを中心に治安が悪いエリアがあります。特に1区のファングーラオ(ブイビエン通り)は薬物や売春などが多く行われています。
・ベトナム南部の方の性格はフレンドリーな方が多いです。北部や中部の方と比較するとおっとりしている方が多いです。
・ベトナム南部は熱帯性気候で非常に暑いため、砂糖を使った甘い味付けの料理が多いです。ライスペーパーを使った生春巻きや揚げ春巻きが有名です。また、ベトナム風のお好み焼き(バインセオ)という料理は、南部ではココナッツを入れて独特のコクがある味付けにしています。
(ベンタイン市場)
(ファングーラオ/ブイビエン通り)
(春巻き)